桜の満開を目前に春の嵐が二発
いつもながら自然の猛威のまえに為す術もない。
穏やかな春の日差しが待ち遠しい。
ひと足早くぽかぽかムードだった東京市場も10000円を達成してからは足踏み状態。
春の嵐に巻き込まれてこちらも大きな陰線を示現した。
あたりまえだが自然も市場も我等の思うようにはならない。
不安定で不確実な未来、なんとか知る方法はないものだろうかと願う気持ちはいまもむかしもかわらない。
鏡や水晶玉にでも問いかけてみたくもなる。
100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図/ジョージ フリードマン
¥1,890
Amazon.co.jp
明日をも知れぬ世の中で100年先をお見せしましょうというでないの
そんじょそこらのトンデモ本と一緒にされちゃあ困るねとばかりに緻密な分析を元に予測は語られてゆく。
未来においても地政学というのは大きな意味をもつようだが、賢者は歴史に学ぶというがこちらの先生も過去の大事件からもしっかりとアプローチをしている。
21世紀もアメリカが覇権を握るということでなんだか力の抜ける結論ではあるがそこに至る思考の変遷は読み手を惹きつけて離さない。
一般的にはアジアの時代といわれもはやアメリカは過去の大国との見方が大勢のように思う。
中国の膨張が加速するかのような強い印象をもつひとが多いであろう。
しかしながら21世紀になってなおアメリカを脅かす国など現れない。
その中国なんぞ勝手に自滅すると料理する間もなくばっさりと切り捨てられる。
ソビエトも国家基盤が不安定で再び自壊する。
ユーロ圏は混乱が果てしなく続き、イスラムなど纏まるわけがない。
2009年に書かれた本だがいちおうユーロの混乱は当てているといえるだろうか。
よもや脅威になるとすればトルコくらいかなという。
あるいはそこに日本やポーランドが絡んでくるかもしれない。
トルコ、日本連合が唯一アメリカに喧嘩を売る可能性があるというからそのへんはなかなか興味深いみたてである。
結構なページを割いて日本のことを語っているのには少々驚いた。
何も決められない政治を目の当たりにする我々にとって、軍備を増強し再びアメリカに殴りかかるなんて現時点ではとても想像できない。
最終的にはメキシコが強大になる可能性も秘めている。
と、ここまではなかなかなのですがこの先がやっぱトンデモ本かなぁと思わずにはいられない。
スターウォーズが勃発してしまうのだ。
前半で七つの海を支配するアメリカの凄さを語りつくすが、後半は宇宙戦争になってしまうのはなんとも拍子抜けしてしまうが至って真面目なようだ。
完全に小説の世界となってしまうわけだが冒頭20年ごとに劇的に世界が変わっていることを忘れるなとしつこく迫っていた。
確かに遠い未来に宇宙戦争があってもおかしくはない。
でもねぇ~・・・・・。
結局海の支配、宇宙の支配どっちなのって感じがしないでもない。
それでも一番有りそうに感じたのは宇宙太陽光発電。
エネルギー問題は日本に留まらず世界的に悩みの種。
宇宙技術を利用した発電はやはりアメリカに一日の長がありそうだ。
グリーンニューディール政策が中国の台頭で大失敗に終わり絶対に真似できない技術でリベンジを図るというのは想像できる。
それにしてもユーロが混乱している間に着々と足場を固めつつあるかのようなアメリカ。
この本によるとユーロの迷走はアメリカにとってかなり都合のいい状態であるとのみたても結構な説得力はあったであろうか。
しっかりとした思考の道筋が示されていて“騙すつもりはなかった!”なんてセリフは出てくるはずもなさそうだ。
遠い遠い未来よりもまずは来週の動きを知りたいね。
週末は少々肌寒いらしいが美しい桜を楽しめそうだ。
桜を眺めながらゆっくりと戦略を練るのも悪くない。
桜と一緒にマーケットも散りませんように・・・・。
7729東京精密
4203住友ベークライト
6995東海理化
桃次郎
いつもながら自然の猛威のまえに為す術もない。
穏やかな春の日差しが待ち遠しい。
ひと足早くぽかぽかムードだった東京市場も10000円を達成してからは足踏み状態。
春の嵐に巻き込まれてこちらも大きな陰線を示現した。
あたりまえだが自然も市場も我等の思うようにはならない。
不安定で不確実な未来、なんとか知る方法はないものだろうかと願う気持ちはいまもむかしもかわらない。
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そんじょそこらのトンデモ本と一緒にされちゃあ困るねとばかりに緻密な分析を元に予測は語られてゆく。
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21世紀もアメリカが覇権を握るということでなんだか力の抜ける結論ではあるがそこに至る思考の変遷は読み手を惹きつけて離さない。
一般的にはアジアの時代といわれもはやアメリカは過去の大国との見方が大勢のように思う。
中国の膨張が加速するかのような強い印象をもつひとが多いであろう。
しかしながら21世紀になってなおアメリカを脅かす国など現れない。
その中国なんぞ勝手に自滅すると料理する間もなくばっさりと切り捨てられる。
ソビエトも国家基盤が不安定で再び自壊する。
ユーロ圏は混乱が果てしなく続き、イスラムなど纏まるわけがない。
2009年に書かれた本だがいちおうユーロの混乱は当てているといえるだろうか。
よもや脅威になるとすればトルコくらいかなという。
あるいはそこに日本やポーランドが絡んでくるかもしれない。
トルコ、日本連合が唯一アメリカに喧嘩を売る可能性があるというからそのへんはなかなか興味深いみたてである。
結構なページを割いて日本のことを語っているのには少々驚いた。
何も決められない政治を目の当たりにする我々にとって、軍備を増強し再びアメリカに殴りかかるなんて現時点ではとても想像できない。
最終的にはメキシコが強大になる可能性も秘めている。
と、ここまではなかなかなのですがこの先がやっぱトンデモ本かなぁと思わずにはいられない。
スターウォーズが勃発してしまうのだ。
前半で七つの海を支配するアメリカの凄さを語りつくすが、後半は宇宙戦争になってしまうのはなんとも拍子抜けしてしまうが至って真面目なようだ。
完全に小説の世界となってしまうわけだが冒頭20年ごとに劇的に世界が変わっていることを忘れるなとしつこく迫っていた。
確かに遠い未来に宇宙戦争があってもおかしくはない。
でもねぇ~・・・・・。
結局海の支配、宇宙の支配どっちなのって感じがしないでもない。
それでも一番有りそうに感じたのは宇宙太陽光発電。
エネルギー問題は日本に留まらず世界的に悩みの種。
宇宙技術を利用した発電はやはりアメリカに一日の長がありそうだ。
グリーンニューディール政策が中国の台頭で大失敗に終わり絶対に真似できない技術でリベンジを図るというのは想像できる。
それにしてもユーロが混乱している間に着々と足場を固めつつあるかのようなアメリカ。
この本によるとユーロの迷走はアメリカにとってかなり都合のいい状態であるとのみたても結構な説得力はあったであろうか。
しっかりとした思考の道筋が示されていて“騙すつもりはなかった!”なんてセリフは出てくるはずもなさそうだ。
遠い遠い未来よりもまずは来週の動きを知りたいね。
週末は少々肌寒いらしいが美しい桜を楽しめそうだ。
桜を眺めながらゆっくりと戦略を練るのも悪くない。
桜と一緒にマーケットも散りませんように・・・・。
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桃次郎