昨年末から盛り上がっていたアベクロ相場もあっさりと腰折れ。
ベンくんのおことばにすっかり自信喪失したかのようなマーケットに変貌してしまった。
Jトラスト(8508)ライツ・イッシューから暗雲が垂れこめはじめ、ビック・ベンおじさんの

QE3やめちゃうかもよんっ! 

なんて軽い気持ちだったかどうかは定かではありませんがこのセリフがマーケットに嵐を呼びこむことになってしまった。
歌舞伎役者よろしく大見得を切ったわけでもなかったのだが・・・。
果たしてこのひと月近くにも及ぶ大波乱を演出することになろうとは我々は勿論ですが当のベンくんも想定しなかったのではなかろうか。
いやいや、今回のFOMCでも火消しに回らなかったところをみると案外してやったりだったりするのかもね。
真意は想像することしかできないけれども 図に乗ってると痛い目にあうよんっ!なんて安倍ちゃんに代わって教えてくれているのは確かだ。
ニューヨークも好調でしたが東京も負けずに押しらしい押しもなく 
このまま参議院選に突入だぞぉ~! 
なんてお気楽ムードになっていたのは反省だよね。
それにしても今回のお灸は激しく効いた。
親父の説教と冷や酒は後から効くぅ!
いやいやおかんの説教並みに即効性もあったかな。
なかには逃げ遅れたかたもいらっしゃったのではなかろうか。
運よく生き残ったひとでもかなりの利益を吐き出したことは容易に想像がつく。
いったい何が変わったの?
大きく変わったのはムードだけでそうそうファンダメンタルズは変わってないように思うのは少々甘い考えだろうか。
ムードが変わって後追いで金利がふらつき、さらにつられて円高に振れてしまったようにも感じてしまうのだけどそうそう単純ではないか。
円売り・株買いのアンワインドといってしまえばそうなのだろうが、その大きな動きに翻弄されて金利にしろ株にしろ為替にしろ新たな均衡点を見失っている状況だ。
それにしても過剰反応の感は拭えないがこれもまたマーケット。
現実はしっかりと受入なければならない。
それでも結構な日柄を消化してきた。
荒れに荒れていた東京の超ハイボラティリティもやや収まりつつある。
出来高や先物の枚数もかなり抑えられてきた。
あっしの頭並みに薄くなっていた先物の板もようやくフサフサ感も戻ってきた。
あまりにもでか過ぎるボラでマジで毛が抜けてしまうよ叫び
このまま昔に戻って枯れてしまうのは勘弁だけど証拠金が下がってくれば徐々に元気を取り戻してくれることでしょう。
もう少しの辛抱だね。

そんなこんなでここのところのてんやわんやをあざ笑うかのようにアベノミクス反対派が妙に張りきっているのが気にかかる。
アベノリスクやらアホノミクスなどと元気いっぱいだ。
折角のデフレ脱却のチャンスに水をさされてはかなわない。
誰しもアベノミクスを手放しで喜んでいるわけではないが、長い不況から抜け出す切っ掛けであってほしいという願いはあるはずだ。
どんな悪口が書かれているのかちょいと目を通してみた。

「アベノミクス」の真相/中経出版

¥1,050
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お~、なんとこの本はアベノミクスの解説本だった。
他人を非難するにはしっかりとその考えを理解しなければならないという思いから敵情視察を丹念にやりすぎたようだ。
過去の失敗なども比較にだしてくださり極めてわかりやすくアベノミクスをひも解いてくれている。
ずばらしい トリセツ だねクラッカー
妖怪だのなんだのと物騒な感じのことばもみられるが彼女の意図に反してアベノミクスの理解が深まった。
紫の髪を振り乱しているあなたが妖××
いやいや失礼もしかしてなかなかいいおばちゃんかもにひひ


2013年世界経済総崩れの年になる!/東洋経済新報社

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とあるお客様からこちらの本の感想を聞かせてほしいなんてリクエストを頂戴したのでこちらも目を通してみた。
昨年末に書かれたものだがちょいと力が抜けてしまったかな。
なんだか愚痴を聞いているような錯覚に陥ってしまった。
今年はグチャグチャになるという物騒なタイトルなので何か特定の原因が書かれているのかと思えばそうではなくて、EUではあんな不安があるよね、中国はこんな状態だよね、アメリカだってまだまだこんなだよ、だから日本が良くなるわきゃないよねって調子でやや興ざめだった。
確かにおっしゃる通りではあるのだけれど・・・・。
ちょっとだけおもろい視点と感じたのは草食系男子について。
世界はもはやグローバル化から逃れられない状況にある。
企業も個人もいやでもその渦の中に放り込まれてしまっている。
しかしながら敢えてそれを回避しようとしているのが世にいう草食系なる若者の面々ではなかろうかというのだ。
海外に行きたくない、旅もしたくない、海外勤務なんてとんでもないさらには出身地からも出たくない。
これは無理に海外に勝負に出て外国の超優秀な人間と争うのは危険と感じての適応行動ではなかろうかというのである。
都会での競争さらにはグローバルでの競争に疲れついていけない若者が自己防衛をしている状況とのみたてはユニークだ。
その若者たちが地域に密着することによって埋もれた地方ならではの技術を発掘する可能性があるというのだ。
里山資本主義ということばで表現しており地域の時代を築くチャンスだと期待している。
世界に通用する埋もれた資産を発掘するのは一見覇気がないなどと思われがちな草食系の若者かもしれないとのことだ。
地方の活性化が叫ばれて久しいが意外な面々が意外なことを巻き起こすなんてこともありえる。
なにせ まさか があたりまえの世の中だ。

沖縄ははやくも梅雨明けしたそうだ。
東京市場まさか土砂降りも永遠につづくまい。
移り気なアジサイとのお別れも近そうだ。

次郎DASH!






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