足早に過ぎ去ろうとする秋もみじ
緑の少ない都会でもその変化を僅かに感じ取ることができる。
熱いコーヒーがとてもおいしい季節になった。
一日に飲む回数もいつのまにか多くなり会社のポットも大忙し。
電車を待つひとの中に目を向ければコートの襟をたてるひとも目に付きだした。
日が暮れるのも早くなりこの時期はどうしてもセンチな気分にさせられる。

意外なところから目の覚める一撃が飛び出した。
なんだかんだといいながらも任期満了まで結局頑張っちゃうんじゃない?
白けたムードが蔓延しかけたちょうどその時、どじょうの親分が突然吠えた。
党としての反対はもちろんであるが、長老じいさんふたりも強く反対していたので年内解散は日程的にも無理であろうとあっし自身も思い込んでいた。
そんななかで飛び出したどじょうの雄叫びに度肝をぬかれた叫び
党首討論最中のまさかの爆弾発言に居眠りを決め込んでいた議員の眠気も吹き飛んだであろう。
嘘つきは政治家のはじまりといわれるのがよっぽど応えたのであろうか。
よもやの奇襲作戦のインパクトは絶大だったようだ。
着々と準備を進めていたかにみえた第三局といわれる面々にもキツイ一発であったように見える。
短いような長いような師走の選挙戦、まだまだ二転三転しそうで何が飛び出すかわからない。
我々もしっかりと趨勢を見極めて臨まなければならない。
なにせ現政権を選んだのも我々自身であるのだから。
どうやら元祖嘘つきといわれる宇宙人は政界から去ることをついに決断した模様だ。
我々は国際社会から追放されるわけにはいかない、内向き志向と下を向いている場合じゃない。
今回の選挙はまさに我々自身もためされていることを忘れてはならないよね。
もう失敗はこりごり・・・・・爆弾
(いつものおことわりですが当欄は特定の政党や政治家について述べているものではありません、あくまでも一営業マンのひとりごとですので為念にひひ


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そんな政界の混乱は株式市場にひと足早いクリスマスプレゼントをもたらしてくれた。
一度職務を放棄したはずのプリンスちゃまが蘇り、デフレを克服するまで無制限に金融緩和だ~! なんてどじょうに負けてらないとばかりに吠えたわんわん
これが決算を控えて手仕舞いモードだったヘッジファンドのみなさんのハートに火を付けたメラメラ
かどうかはわかりませんが、もうひと儲けのチャンスとばかりに参戦?
あれよあれよという間に円安も進みあっさり9000円を回復し本日は引けピンで9366円となった。
心配された中東の緊迫もどうやら治まりそうで一気にリスクオン全開になりそう。
こんな時は案外押し目待ちの押し目なしになったりする。
勤労感謝の日なんかいらんわいっ!
そこまではいかないけどね・・・・・。

マーケットに活気が戻ってきたのは山中ちゃんのノーベル賞受賞のおかげもありそうだ。
前回バイオ関連に頑張ってもらいたいと締めくくったが、そのバイオ関連で活躍する銘柄多数でているのはうれしいね!
一方でシャープ(6753)ソニー(6758)そしてパナソニック(6752)の迷走もまた気にかかる。
円安バイアスでも輸出関連だからと何でもかんでも買われているわけではない。
構造改革が進み新しい戦略の整った会社のみ株価も復活しているように見える。
まだまだ苦しいハイテク業界だが、そこにもノーベル賞間違いなしといわれたおっちゃんがいた。
20世紀中の開発は無理だろうといわれた青色LEDを発明した中村ちゃん。
大変な功績だったが自らおこした巨額の訴訟ですっかりその名誉も色あせてしまったのは残念でならない。
やむなく訴訟に至った経緯、決してお金がほしかったわけではないこと、研究に没頭したくじゃまされたくなかったこと、日本の硬直した考えに問題提起したかったこと、そして何よりこの裁判に勝つことによって社畜の研究者に夢と希望を与えたかった。
読み手の感情次第ではただの言い訳本とも捉えられそうでもある。
実際、裁判資料に多くのページを割き退屈な場面も少なくない。
しかしながら司法もまた古い体質に縛られ時代に則した進化を遂げられていないということを理解するのに極めて重要な作業であった。
すなわち日本の未来を築くための重要機関である行政と司法がひどく傷んでいることに激しい停滞の原因があるようにみえてくるからだ。

また我等の業界に対しても考えさせられることが書かれている。
ベンチャーが育たない原因としてエンジェルといわれる面々にテクノロジーを理解できるひとが極めて少ないというか全くいないということをあげている。
そもそも日本は長きにわたり文系人中心の社会基盤が築かれているので当然の姿といえる。
嘗てはそれで充分機能したがいまや時代は激しく変化を繰り返している、テクノロジーを理解せずして未来は語れない。
二番じゃだめなんですか?
いまの日本の発想はこのことばに象徴されていそうだ。
せっかく巨額の資金を集めても投資の仕方がわからなくて結局上場企業を食い物にした某官僚出身の息のかかったファンドはその典型といえる。(最近は某自動車メーカー傘下の株式を買い集めているので再び話題になりそうだ。)
なんだか残念だしもったいないよね・・・・。
日経新聞でお馴染み「わたしの履歴書」で前回登場した根岸のおっちゃんは研究者に対する日本の大学のピントのずれたトンチンカンな対応を教えてくれていた。
これでは日本にシリコンバレーは絶対に生まれない。
そんなこんなあちらこちらで制度疲労をおこしている現状でも頑張って成果をあげている日本人はやっぱり凄い!
諸々修復すればきっとバラ色の未来が待ってるに違いない。

学問や努力により持って生まれた資質を越えることができる

表題にはこんな意味もあるという。
限界を自ら作るのではなく常に挑戦していかなければならない。
チャレンジした者のみが真の「相当の対価」を享受できると信じよう。
まだまだおしりが青いねっ!なんていわれないようにしないとね。
政治家のみなさんも我々もべーっだ!



4541日医工

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6988日東電工 


次郎DASH!