いよいよ始まるロンドンオリンピック
先がけて始まったサッカーの予選が男女ともに好発進したこともあって一気に盛り上がってきそうな雰囲気だ。
なでしこの試合は深夜にもかかわらず高視聴率だったらしく強い期待を感じ取ることができる。
華やかになりはじめたはずのロンドンで鯨が泡を吹いている・・・・。
JPモルガンの巨大損失に続いてLIBORの不正操作が暗い影を落としている。
モルガンのダイモンといえばあのサブプライムローンショックを回避したとして称賛され、見た目もなかなか男前のおっちゃんである。
その辺のいきさつはジュリアン・テッドおばちゃんの書いた「愚者の黄金」に詳しい。
そのダイモンちゃんが今回は自社のポジションをまったく把握しきれていなかったというからにわかには信じがたいのだがどうやらマジっぽい。
規制だっ!規制だっ!と奇声をあげてるかどうかは定かではないがボルカ―ルール推進派が俄然元気になった。
さらに飛び出したLIBOR問題は世界中の金融機関を巻き込む羽目になった。
そして日本では増資インサイダー騒ぎ。
しっちゃかめっちゃかの中でまたまたEU問題再燃でスペインがごそごそと動き出した。
どこを向いても不正やら何やらでみなあきれ返ってしまったのであろう。
サマーラリーとは死語となったのであろうか、それとももともと存在しなかったか。
東京市場も薄商いが続きじわりじわりと首が閉まっていく。


金融先物の世界―金融先物の父“レオ・メラメド”から学ぶ/時事通信出版局

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暴落がおこるとすぐ引っ張り出される先物デリバティブ悪玉説。
それこそそのたびごとに先物デリバティブの重要性を丁寧に根気強く語るレオ・メラメッド。
テッシーの「スギハラダラー」のモデルともなったじいさん。
ホロコーストから逃れてきたことも少しだけ書かれているがいかにして先物市場を誕生させたか、さらにはどんなにこのマーケットが重要であるかということを彼のお弟子さんが語り部となり執筆している。
レオじいさんの半生をたどりつつデリバティブを勉強しながらその成り立ちをふりかえる。
その存在が決して悪玉ではなく価格形成においても極めて有効な機能を果たしていることを繰り返し淡々と述べている。
あのミルトン・フリードマンがとても重要な役割を果たしたこともさらりと触れられていてちょっと驚いた。
何か大きなことを成し遂げるとき、膨大なエネルギーが必要であるのは勿論だがそれを支える理解者も欠かせないということを激しく実感することができる。
そもそも組織だった先物市場は大坂堂島が発祥の地。
日本に関してもエールを送ってくれているが日本に残された時間は少ないといっていた。
襟をただして突き進まなければならないときになんともレベルの低い事件を聞いてじいさんもがっくりきたのではなかろうか・・・・しょぼん
本日の東京市場は幸いスーパーマリオの鶴のひと声でスペイン問題はとりあえず収まったかな・・・・?
天神底となってくれるであろうか。
なんとか早くたてなおさないとね。
証券界も日本経済もそして政治も・・・・?

ことしの日本は上を見る機会が多かった。
東京スカイツリー、金環日食、金星の太陽横断、「宇宙兄弟」のヒットも空を見上げるちびっこを増やしたかも。
明日は隅田川に花火もあがるらしい。
スカイツリーとのコラボレーションは綺麗だろうね打ち上げ花火
そして何よりもロンドン、たくさんの日の丸が掲揚されてほしいよね。
多くの日本選手に表彰台から笑顔で国旗を見上げてもらいたい。



カブ あがれぇ~ロケット




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ナック(9788)



次郎DASH!