二度の嵐に耐え抜いたことしの桜。
いつもながら鮮やかに咲き誇り、華麗に舞い散った。
ひと足先に訪れた東京市場の春は4月の訪れを待つことなくあっさりと崩れ落ちてしまった。
日銀の白川ちゃんがくれたチョコレートはやっぱり義理チョコだったというのがバレてしまったことも原因のひとつといえそうだ。
当の白川ちゃんからすれば勝手に本気になったのはそっちだろうといわんばかりに素っ気ない。
任期満了を控えて目立ったことはしたくなかったであろう。
しかしながら何もしない日銀とばかりに外野があまりにも騒々しかった。
やむなくギリギリの決断を下した。
義理チョコならぬギリギリチョコだったわけだ。
ところがマーケットは本命チョコをもらったといわんばかりに舞い上がった。
ホワイトデーには見事に終値で10,000円に到達。
さてさてあ~勘違いはどこまで続く・・・。

4月3日に発表した2012年3月のマネタリーベース。
なんと3年7ヶ月ぶりの減少ときた。
震災に対応した2011年3月の反動だ!
なんとももっともらしいいいわけをしている。
そんなこと聞きたくないととばかりにあっさりと円高が進行しそれに呼応するように日経平均も力なく崩れていった。

こちらの本の著者の規久男ちゃんはおそらくこの結末はとっくに見抜いていたのではなかろうか。

ユーロ危機と超円高恐慌 (日経プレミアシリーズ)/岩田 規久男

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細かいデータをもとにあらゆる疑問を解きほぐしてくれる。
とても丁寧で解説も極めてわかりやすい。
世界がジャブジャブとマネーを供給しようとしているときに日銀は蛇口をしっかりと閉めてきた。
2011年3月のあともすぐに蛇口を閉めたことも知ることができる。
結局日銀にとってデフレは極めて心地のいい状態なのであろう。
物価の安定を図り貨幣価値が劣化しないようにする。
そういった意味だけ捉えると旅先のぬるま湯温泉にどっぷりつかった状態なのかもしれない。
それに熱燗一本でも浮かべれば、そりゃいつまでたってもでれませんね。
結局日銀法改正しかないよねとバッサリ日銀切り。
しかしまだ明日、チャンスは残されている。
かもしれない・・・・・・・。
少しだけ期待したい。

こちらの本、ユーロ問題も綺麗にまとまっている。
日々、目にしないことのない問題だけれどもとりあえず整理してみたいというかたにはいいかもしれません。
結論はうまくいくわけないねってことですが爆弾
サル対オラの仏大統領選挙の行方も渾沌としているし、ギリシャ総選挙も同じ日のようだ。
心配事は絶えないところですが、888円まで急騰したのも束の間急落?いわゆる仕手株が元気だったり、42円パワーで太陽光発電関連が蘇ったり、ジャスダック平均が高値をとったりと新緑のいい芽?も出だしてきている。
決して悲観することはないよね。

先日、日銀第26代総裁 三重野 康ちゃんが亡くなられた。
「平成の鬼平」 88歳
いろいろあったけど・・・・。

謹んでご冥福をお祈りいたします。


次郎DASH!


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7730マニ―

6312フロイント産業


追伸:決算スケジュールは要チェックでベル